太田さやか筆文字工房 墨技

太田さやか筆文字工房 墨技

〒819-1108
福岡県糸島市波多江駅南1-16-10-607
TEL/FAX:092-324-4595

ブログ

そこに自分はあるか

年末年始で帰省した時に
俳句をやっている父といろいろと話をしました。

俳句は「雨が降る」とか「夕日が赤い」「星が綺麗」などと
あたりまえのことを詠ってはいけないそう。
直接的な言葉を使わずに5・7・5のわずか17音の中で
物事を的確に、また広がりを持たせて表現するのは、
豊富な知識や語彙力、観察眼、果てしない想像力が必要な気がします。
書に例えるなら、息を止め、全神経を傾け
大きな大きな筆のごくごく先端に意識を集中させて米粒に文字を書くようなもの、かな?
ちょっと違うか…!?(笑)

それから、これが一番大事なこと。
父曰く「俳句は己を詠む文学である」。
へぇ~そうなんだ。
風景や季節を詠んでも、必ずそれだけで終わらせない。
その中に自分の思いや考えなどが介在しているのが俳句である、と。
なるほど、そう言われればデザイン書でも同じ部分があるのかも。
筆文字ロゴの仕事はクライアントがあってのものなので
もちろん自分の好き勝手には書けないけど、
どんな内容であれ、文字には自分のセオリーや思想が入っていなければならない。

静かなる自己主張。

クライアントの要望と自分の思い。
これが上手くかみ合った時に本当の意味で喜んでもらえる作品ができるのかも。
もちろん、どんな仕事にも言えることだと思いますが。

あらためてそんな気づきをもらったお正月でした。


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箱根駅伝を熱く語る!

箱根駅伝が大好き!!

毎年特別な用事がない限り、これだけはほとんど欠かさず
往路、復路ともテレビの前に張り付いて観ています。
箱根駅伝は今やすっかりお正月の風物詩となり、
一部始終がテレビ中継で放映されています。
でも、この熱い戦いは本番の2日間だけではありません。
どの大学の選手たちも、この日の為に一年間惜しみない努力を続け
チーム内での熾烈な競争を勝ち抜き、この大舞台を最高のコンディションで
迎えるということがどれだけ難しいことなのか…。
ここまでのプロセスにこそ、本当の意味でのドラマがあるのだと。

残念ながら、青山学院大学の5連覇は達成されませんでしたが、
復路の追い上げには、やはり底力を見せつけられました。
流石です。

すべての大学の選手のみなさん、関係者のみなさん、本当にお疲れさまでした!
今年も感動をいただきました。
本当に毎年、自分も頑張らねばという思いにさせられます。
ありがとうございます。

墨技はこれからも箱根駅伝を応援してまいります!!
(個人的にですが。。。笑)




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新年のごあいさつ

新しい年のはじまりです!
皆様にとって、素晴らしい一年となりますように。

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年末年始のお休みについて

本日、今年最後のデザイン書教室を終えました。
生徒のみなさんに、来年はもっと自由な発想で自分の作品を作っていけたらいいですね…
という話をしてきたところです。
私はプロ養成の教室と趣味でデザイン書を楽しむ教室と
2種類の教室を持っています。2つの教室は目的や勉強内容は違えども
「自由な発想を持つ」はどちらにも言えること。

自分自身のことはといえば、お客様あっての仕事なので、
いろいろ制約はありますが、アイデアの段階でも出来るだけ
こうあらねばならないというような枠にとらわれずに臨みたいものです。

墨技は12/29(土)から1/3(木)までお休みをいただきます。
その間にいただいたお問い合わせに関しては、1/4(金)より
返信させていただきますので、どうぞご了承ください。



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日本のデザイン書道家 発売

マール社から、「日本のデザイン書道家」という書籍が発売されました。
私もデザイン書道家のはしくれでございますので、掲載されております。


それにしても、同業者って多い…。ここに載ってる作家だけではないでしょうから
多分、星の数ほど。
デザイン書道家 戦国時代。
有名だからいい、無名だからダメだということではない。
この中で指名される存在になるには、やはり他とは違う「何か」が必要ですね。
どこかで見たような文字ではなく、見た瞬間目に焼き付くような強烈な個性。
多かれ少なかれ、みんなそれを目指していると思います。
きっと、文字の上手い下手とは関係ないものです。
それは何の世界でも同じですね。

でも、忘れてならないのは何よりクライアントに喜んでいただけること。
それが全てです。




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文字デザインのヒント

少し前にアンビグラムのお仕事をいただきました。
はじめてのことだったので、普段の筆文字ロゴではありえないほど
考えました(笑)
こういうのが閃きやすい人って、数学の図形問題などが得意な人なのかも。

アンビグラムとは、ある文字(一文字、単語、文も含む)を本来の向きで
読めるだけでなく、回転させたり鏡像にしたりなど、違う見方をしても
読める文字アートのことで、最近流行ってますよね。
同じ言葉になるものもあれば、逆の意味の言葉になったり、
漢字が英文字に変化していくものなど、その種類はさまざまのようです。
考え方のコツとしては、相対する造形の中に何らかの共通点を見いだせると
関連づけがしやすそうです。
例えば画数や線の数、部首の形など…。

アンビグラムではないですが、面白い文字デザインをみつけました。

こういう考え方と少し似ているのかな。
文字のどことどこを繋げるのか?どの線を省略、または共有するのか?などなど。
しかも出来るだけ無理がなく、一定のリズムがあり、
且つ、出来上がったものが美しくないといけない。
どちらにせよ、想像力とバランス力、確かな観察眼が重要なのでしょうね。

基本的に筆文字ロゴは逆さにしたり、回転させる必要はないけれど、
筆文字デザインにも当てはまる部分があるなぁと
改めて考えさせられたのでした。





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クリスマスのしつらい

急に冬らしい寒さがやってきました。
冬は苦手ですが、気温が低くなって感じる澄んだ空気感は好きです。
玄関先にクリスマスらしいシンプルな飾り付けを。。。


金墨汁でラフに塗った背景をバックに
Merrychristmasの墨文字をツリーに見立てて。

今年も残り3週間ほど。
なにかと忙しい年末ですが、頑張らねば!!




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整えすぎないこと

ファッション誌やメディアでも最近よく見たり、
聞いたりする言葉に『ヌケ感』というのがあります。
完璧なスタイルに、どこかちょっと
外したアイテムをプラスすることで雰囲気を和らげたり
新たな魅力を見い出したりということだと思います。
まぁ、気持ちはわかりますが、なんでもかんでもヌケ感、ヌケ感って、
ヌケ感て言えばいいと思って…!
というように、あんまり好きな言葉じゃなかったのですが。

筆文字の仕事を始めてもう20年以上経ちます。
有り難いことにたくさんのお仕事をいただき、
キャリアも積んで来たつもりです。
でも未だになかなか克服できない部分があります。
私、整えすぎちゃうんですよね。文字の形とか。
いわゆる『ヌケ感』が足りないのかな。
日々の生活においてはそうでもないのですが…(結構おおざっぱ 笑)
筆文字のことになると、いい意味でも悪い意味でも完璧主義なのです。
これが逆に表現の可能性を妨げているのではないかと
思うところが出て来て。

確実な仕事をすることは大前提として
文字構成やバランスなどはきちんと押さえながらも、
デザインにはいい意味でのヌケが必要なのだと思います。
見た人に想像する余地を残すというか。

これが自分の課題だなぁと思う、今日このごろ。

ただ、ファッションにおいてのヌキ襟はやっぱりキライです(笑)




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自家製ゆず茶

ちょっと前から風邪をひいていて、のどの調子が悪い今日この頃。
柚子をたくさんいただいたので柚子茶を作ってみました。

基本的に作れるものは出来るだけ自分で作りたいタイプ。


熱湯を注いで、夜の仕事のおともに良さそうです♪





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女子会?

昨日の糸島デザイン書教室の後に、
遅ればせながら、10月の「デザイン書に恋して…」作品展の打ち上げをしました♪

教室は12時までなんですけど、11:30には勝手に(笑)みなさん早々とお片づけ…。

私   「え?もうやめます?まだ30分ありますけど!?」
生徒さん「もう、気が急いちゃって〜〜〜」

予約は12:30なんだけど。。。まだ、めっちゃ時間ありますやん。

南風台にあるお肉が美味しいレストラン「風の邸(かぜのおか)」にて。


残念ながら怪我でお一人だけ不参加だったのですが、
普段、あまり顔を合わせることのない2つの教室のメンバーが集まって
楽しい時間を過ごしました。

ひとつ終わるとまた次の目標も生まれるようで…
次の作品構想の話等も飛び交ってました。

ありがたいことにいい生徒の皆さんに恵まれています。
これからも楽しんで作品づくりに取り組んでいきましょう!


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