太田さやか筆文字工房 墨技

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〒819-1108
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TEL/FAX:092-324-4595

ブログ

2018年3月の記事

カレーのはなし

糸島にはおいしいカレー屋さんがたくさんあります。
月曜日の前原教室の後にたま〜に行くのが
うるしカレー。

私がいつも食べるのはチキンカシミールカレー。
スパイスが効いた激辛の黒みがかったサラサラのカレーに
大ぶりのチキンがゴロゴロ入ってます。
これに+100円でサラダ、付け合わせ、飲み物、アイスがつきます。
ものすごくコスバが良い!
ちなみにインドのカシミールで食べられているカレーかと思ったら
そうではなく、カシミールカレーの元祖は東京にある創業1956年の
老舗インド・パキスタン料理屋「デリー」が発祥だとのことです。

辛いものが平気な私でも、初めて食べた時はあまりの辛さに悶絶しましたが
それを上回る美味しさについついヤミツキになり、
1ヶ月に一度は足を運んでしまいます。

ただし、店内での料理の撮影は厳禁らしく
勝手に撮ってると店主に叱られますよ!
昨日も横に座ってたおねえさんが写メ撮ってインスタとかに
アップしてるようでしたが、案の定注意されてました…(汗)
なので、店の看板のみアップしておきます。

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本物を観る

九州国立博物館へ
心待ちにしていた書展を観に行ってきました。
「王羲之と日本の書」です。



王羲之(おうぎし)は4世紀の中国の貴族で
書の歴史に偉大な足跡を残した人物です。
楷書・行書・草書の各書体を洗練させ、
現代に至るまで書法の最高の規範となったことから
「書聖」とあがめられています。
私のような書に携わっている者からすればまさに神様のような存在。

ただ、彼の自筆は人災や天災などによりすでに無く、
現存のものは、双鉤填墨(そうこうてんぼく)という原本の上に薄い紙を置いて
輪郭を写し取りその中を塗りつぶすという技法で複写されたものです。

王羲之の書は本等でこれまでも多く見てきていますが
やはり実物(本当は実物ではないのですけどね)は重みがちがいます。
1700年以上も前の世の人物が残したものから
現代の私たちが何を読み解き、如何に学ぶべきか…
まさに温故知新という言葉の重みを思いました。

会場内の箇所箇所に王羲之や空海など書の歴史を語る上で
重要な人物たちをイラスト化してマンガのように
わかりやすく解説してあります。

気になったみなさま、よかったら是非足を運んでくださいませ!
4/8(日)まで開催されています。


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現実逃避

なかなか映画館に行くことはできないのですが
うちはAmazonTVに入ってるので
新作は×ですが、ちょっと前の話題になった洋画や邦画は結構見放題です。

そのラインナップの中に「しあわせのパン」というのがありました。
6年ぐらい前の映画で、大々的な話題作というよりは
たぶん小さな映画館とかで上映されたものだと思います。


主演は原田知世さんと大泉洋さん。
北海道の大自然の中、
二人でちいさなベーカリーカフェを営んでいる夫婦の話です。
夏から春まで北海道の美しい四季の風景も楽しめます。

カフェにいろんな事情を抱えた人たちがやってきて
大泉さんが作るおいしいパンと知世さんが作る温かな食事をして、
癒されてもとの場所へ帰って行くというもの。
特別大きな出来事がおこるわけではないけれど
淡々として静かで、でもおだやかな温かい気持ちになる映画でした。
お話の語り部として随所に入ってくる声があるのですが
その声の正体が映画のラストでわかります。

平たく言えばなんてことはないけど、なかなかいい映画でした。
よかったら観てみてください。。

って、のんびり映画など観てる暇はなかった!!
魔の申告がまだ終わってません……(涙)


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